僕は毎日インターン日報というものを書いて、担当してくださる方とインフィック代表取締役の増田さんにメールを書いています。
自分は実際に介護に携わるまで、漠然と介護には問題が多いと感じていたが、実際に触れてみなければわからないことも多い。例えばお客さんのおじいさん、おばあさんとの会話は楽しいだなんてインターンをする前はわからなかった。
人間なんでもやってみたらいいんだという気持ちです。
今後は介護保険など制度的な問題にも触れていきたいと思っています。日頃感じていること、率直な感想も日報に載せています。以下はインターンをして3週目くらいの日報です。
お客さまにとって誰から介護を受けるのが一番良いのか考えた。
本当は家族にやってもらうのが良いのだと思うが、どのお客さまも家族にかけてしまう迷惑を考えたり、デイサービスの方が楽しいとおっしゃる。
中には家族と不仲になっている方や、邪険に扱われる方もいらっしゃると聞く。
確かに、デイサービスはお客さまにとって息抜きになるし、ご家族にとっても
負担が軽減されるので絶対に必要だと思う。でも、要介護度がそんなに高くない方々が毎日いろいろな施設に行く話を聞いたり、ご家庭の環境の話を聞くと何か違和感を感じる。
自分の当事者意識が足りないから軽くしか考えられていないのかもしれないし、
批判も受ける考え方かもしれない。自分なりに考えるに、ご家族は介護の辛さ、ご苦労をあまり公にできないからそうなってしまうのかもしれないと思った。一般的に言えることかわからないし、そうではないご家族のほうがもっと多くあると思うが、そんなことを考えました。
増田さんからの返信
湯浅が違和感を感じたとおり、今まで私もいろいろなご家族様と接している中で違和感を感じてきました。その都度「こうしてあげれば良いのに!」とか「ああしてあげるべきだ!」などとスタッフの皆さんと議論をしたものです。また人生最期になって自分は、あんな扱いはされたくない・・・とも。
それに対しての明確な結論は、私もまだ導きだせてはいませんが、経験の中で分かった事は、誤解があってもいけないし、文字では伝えきれない事なので、今後ミーティングをとった時に話しますが、要約すれば『わたし達は、どんなに頑張っても家族にはなれないし、家族には勝てない事』『家族にあった歴史までは分からない事』です。
介護業界の中で特に在宅介護は、ご家族様との関係づくりが良い介護への第一歩的な所があります。
ご本人様のためにも、ご家族様との関係づくり、介護負担の軽減は、これからも努力したいと思っている所です。
以上
担当の方からも口頭で以下のようなコメントをもらいました。
介護に携わる者がベストを尽くせばお客さまは心地よく過ごせるし、リハビリによって症状が緩和する。
そのご家族も介護の負担が軽減されるので、自分たちが家族の関係を良くするきっかけにもなるとのことです。
以上
確かに、私たちは家族の関係に突っ込むことはできるはずがないです。
でも、思うことはたくさんできる。そういう意味で、介護の深いところをついた
言葉なのではないかなと思いました。
家族にはなれないし、家族には勝てないというのは僕が見誤っていたことです。
介護に携わる者がベストを尽くすことだなと思いました。
そのベストを尽くせるように社会も応援してあげなければならない
介護業界は高齢者のいない人たちにとって意外に見えない。こんなに率直な思いで介護をしている人がいるのに社会のニュースになるのは事件やコムスンの悪弊ばかり。みんなに避けられるような業界ではならない。介護業界ってもっともっとアピールしてもよいのかと思います。
学生視点でできること考えてみよう!
来年度のサービスインを目指し、今年の夏休みは筆者による長期インターンシップの試行をしています。
今夏僕がインターンをしている会社は、介護事業、介護周辺事業を手掛けるインフィックという会社です。
http://www.infic.net/
この会社にインターンをするきっかけになったのは、昨年の冬に静岡ベンチャーズクラブの会合にて長期インターンシップのプレゼンを機会を頂いたとき、インフィックの増田社長に声をかけてもらったことでした。
現在はインフィックの子会社であり、介護事業を行うまごころ介護サービスという会社のデイサービス施設でお手伝いをさせてもらっています。
僕はヘルパーの資格も、介護福祉士の資格も持っていないのでできることはかぎられていますが、少しずつルーチンワークの意味がわかり自分から仕事をこなせるようになったと思う。最初はお客さまとの会話ひとつとってみても、難しいと感じる仕事の連続でした。
詳しい感想や、これからの予定、試行してみてわかった、様々な長期インターンシップを実施する際の壁など日々思うことは、これからさぼらずに更新していくつもりです。
湯浅